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322: 癒されたい名無しさん 2013/01/29(火) 10:43:39.80 ID:ntlJC9lo
涙が出るほどじゃないが、ほんわかした話を投下したいと思います。 
長文、失礼します。

323: 癒されたい名無しさん 2013/01/29(火) 10:44:30.36 ID:ntlJC9lo
ダック飼育話です。 
俺が24才の頃のこと。 

父「アヒルを飼おうと思うんだ」 
何を言ってるんだこの人は。とスルーした数日後、父さんマジでいきなり買ってきた、しかも2羽。 
父「1匹じゃ可哀想だろう?( ̄ー ̄)ニヤリ」 


…あの時無視せず話を聞き、止めるべきだった…大後悔。 
どうしてくれる!?アヒルだぞ、どうすんだコレ!? 
声を大にして言いたい。 
生き物を飼うって、大変なんだよ!? 
母さん姉ちゃん俺で緊急家族会議。その間、父さんにはアヒルを見ててもらうことに(暇ならついでに鳥の数え方も覚えて欲しかった)。 とにかく返品は無理(父さんそこは絶対譲らない)。 
じゃあ、まぁ、飼うか!俺と母さんは腹を決めた。犬も飼ったことある、なんとかなる! 
姉「私あんまり興味ないなぁ~」スタスタバタン 
姉ちゃん2階へ、戦線離脱。 
てんめー、このやろー、ちくしょー、可愛いのは哺乳類だけかい。でも気持ちはわかる、20代後半の婚活女性がアヒル育てて何になる。

 

324: 癒されたい名無しさん 2013/01/29(火) 10:45:43.29 ID:ntlJC9lo
ともあれ、俺と母さんがメインで世話することに。
ノルマ、1人1羽。
無理だろっ。
ちなみに父さんはアテにしていない。犬の時もそうだったのさ…。飽きてしまうのさ、あの人は…。
父さんが買ったアヒル本を読みながら飼育開始。まずは屋内犬ならぬ屋内アヒル。
結構簡単だった。大きい段ボールの上半分を切って外し、中に新聞紙と藁(みたいなの)を敷き詰め、水と餌をセットして終了。
あとは、会社から帰った母さんなり俺なりが、糞まみれの藁、水・餌を新しいものに入れ替える。
で、母さんは飯の支度。
俺は段ボールから出したアヒルをシャワーで洗い、湯船で遊ばせ、更に室内で遊ぶ。
後から帰宅する姉ちゃんも一緒に遊ぶ。
父さんの帰りは遅いので、なかなかアヒルと遊べない。
両手の平で持ち上げると、
クァ♪クァ♪クァ♪
見ていて気持ちいいほどよく食べ、よく走り、コテンと転ぶ。長い首をキョロキョロ。
うーん可愛い。これがアヒルか。

325: 癒されたい名無しさん 2013/01/29(火) 10:49:08.52 ID:ntlJC9lo
甘かった。
まだほんの子供なのに「両手の平」。ちょっとゾクッとするこの現実。
アヒル達はスクスク育った。
黄色だった体毛は純白に変わり、首も立派に伸びた。
「大人になったね、おめでとう♪」
更にメキメキ巨大化した。
「オオキク…ナッタネ…」
食欲は旺盛というか…見ていて心配になる食いっぷり、詰め込みっぷりだった。
そんなに急いで食べなくても…(・・;)
そんなに食べたらお腹破裂しちゃうよ…(・・;;)
俺「父さん、ジョン(今更だがなぜジョン?)がすごい食べるんだけど、これ平気なの?」
父さんは世話はしないが、本から知識を得るのは得意だった。
父「食事の摂取量に厳しい制限はなかったな。大丈夫だろ。大百科5章に書いてあるよ」
さすが。
俺「サンキュ、見てみる」
5章…5章…あった。
【5章:交配のやり方】
俺「………」(何か言う気が失せた)

326: 癒されたい名無しさん 2013/01/29(火) 10:51:06.58 ID:ntlJC9lo
そして彼等は大人になった。
その頃にはもう、家の中で飼うのは不可能になり(彼等がデカ過ぎた)、庭に転居してもらった。
小学校の鶏小屋を思い出しながら、彼等用の大きめの家を作った(俺日曜大工得意)。
この頃から、俺は彼等をアヒルではなくダックと呼ぶようになった。
アヒルちゃん♪と言うより、
ダックだぜ!
This is a Ducks!
なんか強めのその語感が、大人って感じがして気に入っていた。彼等を一人前として見るようになった。
デカくはなったが、可愛さは変わらない。声をかければ2羽とも寄ってくる。全力疾走で。
餌をあげればよく食べる。毎回心配になるが。
結局のところ鳥なので、犬のようにしつけることは難しい。
俺「こいつら鳥頭だから、あんまし物覚えらんないしバカだけど、愛嬌あるよね」
姉「鳥にしては利口じゃない?」
俺「いやー、俺がニルスなら毎日説教くれてるね」
姉「アニメの話?ニルスと旅したのはガチョウなんだけど」
俺「……」

327: 癒されたい名無しさん 2013/01/29(火) 10:52:29.77 ID:ntlJC9lo
ある日、姉ちゃんとダック達が並んで庭を歩く後ろ姿をぼんやり見ていた。
いっちに、いっちに、ヨチヨチ歩くダックと姉ちゃん。
ダックは尻を左右に振って歩く。姉ちゃん、ちょっと太ったな。
いっちに、いっちに…。
…ブフゥッ
俺「お前、ダックだー!ドナルドだー!ギャーハハハ!」
姉「はぁ?」
俺「ケツ、デカ!歩き方同じ!ウハハハ!」
姉「…」
俺「ダック北村!(ウチの名字だと思いねぇ)」
指差して腹抱えて爆笑したら、姉ちゃんに打ち下ろしのビンタもらって転んだ。

またある日。
姉「水鳥なのに水辺が無いのは可哀想だね。どうにかならないかな」
お前はのび太か。で俺はドラえもんでも一休さんでもない。が、言ってることは最もだ。
なので庭に巨大な穴を掘り、ホームセンターで買ったプラスチックの池を入れて、無理やり水辺を作った。これで満足かのび太。

アヒル達は池を気に入ってくれたようでプカプカ浮いてる。

328: 癒されたい名無しさん 2013/01/29(火) 10:54:05.56 ID:ntlJC9lo
俺は池に、買ってきたドジョウを放した。ダックは一瞬で平らげた。ちょっとは遠慮しろ、とも思うがこの全力っぷりが可愛い。
でもその頃から、ごめん、と思い始めていた。今さらだが。

後日、家族会議の結果、車で○○沼へ。
ドアを開け、沼のほとりに下ろしたダック達は、一目散に沼に走ってドボン。
全力で泳いで遊ぶ。何やらモシャモシャ食べている。
よし、ちゃんと食えてるな。泳げてるな。

大きな水鳥を2羽、あんな狭い庭で飼うのは間違ってる。ろくに羽ばたけないし泳げない。
俺がダックだったらそんなの嫌だ。姉ちゃんも同じ気持ちのようだった。母さんも賛成した。
俺達はダックを沼に放すことにした(多分いけないことだと思う、関係者様申し訳ない)。

広い沼にいる他のダックの所に、ウチのダックがスイスイと泳いで近付く。
既に大分遠いが、特に喧嘩もしないようで、すんなり群れに合流。挨拶かな?

329: 癒されたい名無しさん 2013/01/29(火) 10:55:09.25 ID:ntlJC9lo
そのままダック達は、遥か彼方に行った。
もう見えない。
車のドアを開けてズダダダドボンスイスイジャブジャブバササササ…何か声をかける暇もない。
彼らは最後まで全力疾走だった。
俺、姉ちゃん、母さんはしばらーく沼を見ていた。
母「…一度も振り返らないのね」
ダックの食を一手に引き受けていた母さんの言葉は重かった。
いくら待っても何も起こらない。俺達は帰路に着いた。
さようならダック。

車中の会話。
姉「鶴みたいに、恩返しとか無いんだね」
俺「命の恩人じゃないし。単に金払って買ってきただけだし」
その買ってきた父さんは見送りに来なかった。父さんなりにダックへの思いもあるのかな。
嵐のようなダックとの日々を思い出す。
あんなことした、こんなことした。
また飼いたいとは思わんが、楽しかったな♪
数々の思い出の中…。
うーん。
父さん、ほとんど出てこないなっ。

以上、ダック飼育話、失礼しました。

引用元: http://ai.2ch.sc/test/read.cgi/healing/1186599218/

1001:はなろぐがお送りします:: 2012/01/02(木) xx:xx:xx.xxID
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